芹「この前幹部になった花宮苺だ。」



芹はそう言うと私の背中を軽く押してきた。
未だに何を言おうか定まっていない中、口を開いた。



「・・・・・・私が怪我をした時から一気に広まったから知っているとは思うが、私は花宮組時期組長だ。

だからといって特別扱いとかはしないでほしい。
私は倉庫(ここ)に"花宮苺"として来る。




正直私は未だに男が嫌いだ。
大嫌いだ。




すぐには信じる事はできない事だけはわかってもらいたい。




こんな私だがよろしく頼む。」





言い切った後頭をさげた。
するとなぜか拍手がわきおこった。



呆然としていると芹が頭を撫でてきた。






芹「今は信じなくてもかまわない。





・・・・・・俺らが信じさせてやるからよ、なぁお前らっ!!!!」




芹が下っ端に話をふると全員がわーっとなり、"もちろんです"とか色んな事を言ってくれた。

あまりの嬉しさに涙が出そうになったが頑張って抑えた。






その日はなんか疲れため寮に帰った後、すぐにベットに倒れこんだ。





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