バレー部の君





教室に入るともういくつかのグループができていた。


美希はその1つのグループに私を連れていった。


そこには2人の男の子がいた。







「おっはよー!!この子が昨日言ってたゆなだよ」






級の美希の紹介に私は理解ができないままつっ立っていた。






「あっ!!ごめん。昨日涼と話してたの」



「そうなんだ」






するとその涼と呼ばれた男の子は頭をペコっとした。


その隣にはなんか知っている顔が…。








「あーーっ!!」



思わず指をさしながら大声で叫んでしまった。


するとクラス全員がゆなの方を向いた。






「あっ…。すみません」





「お前声でけー」




はぁ…、恥ずかしい。