バレー部の君




「ピンポーン♪」





玄関のチャイムがなった。









「あっ!!」






ゆなは急いでお弁当をつめて玄関のドアをあけた。






「美希おまたせっ」





待っていたのはゆなの中学からの友達。


桜井美希。



唯一同じ学校から同じ高校へ行った友達。








「ゆな!昨日入学式来なかったでしょ??どうしたの??」



さっそく美希に昨日のことを聞かれてしまった。






「えーーと…。寝坊…??」



美希はえっ??って感じで固まっている。






「寝坊かな…アハッ♪」



もう一回言ってみた。


すると美希ははっと我にかえったような顔をして








「えーーーーっ!!」



耳痛い。


そのあと美希になんでそうそう遅刻とか心配したのにとかさんざん怒られた。









「ほら!学校着いたよ??」





私は怒られるのから逃れるように言った」






あきれ顔の美希。


私はそんなのお構いなしに教室に入って行った。