その後は特に変わったこともなく、いつも通り家についた。
両親は仕事。
お兄ちゃんは彼女とデート。
……はあ。
彼女、いいなあ……。
そんなことを考えながらテレビをつけ、制服から着替えはじめる。
ふとケータイを見てみると、赤い光が点滅していた。
メールがきてる、ってことだ。
多分茉由だろう。
あの子はケータイ依存症だから。
ちょっと苦笑しながらケータイを開く。
……桐原からだ。
久しぶりすぎてびっくりした。
同じクラスだとわかったときにメールして以来だし、
高一の頃なんかは全くしていなかった。
そんな桐原が、久しぶりになにをメールしてくるんだろう……。
ドキドキしながらボタンを押す。

