「ほら、あーん。」
「あぅ。」
自分で「あーん。」とかめちゃくちゃ恥ずかしいはずなんだけど…
なんか嬉しくてくすぐったい。
「味わかんな…」
「熱があるからな。ほらもうちょっと食え。」
「んぁ。―…っつ…
いた…」
二口目を口に入れた時、神前は顔を歪めた。
「ひは、
はへほひは…」
「舌、やけどした…?
ごめん大丈夫か…?」
俺が顔をのぞき込むと
神前は赤くて小さい舌を出してきた。
「んぇ…」
「―…っ////」
俺はホントにバカなんだと思う。
神前の綺麗な黒髪に指を通してそのまま後頭部へ手を滑らせる。
そして…

