「んっぐ―…

どうかしましたか?
僕の顔に何か変なものついてます?」


「え?あー…いや。
美味そうに食うなぁと思ってな。」


「自分で作っておいて
自画自賛みたいになりますけど…

美味しいですから…////それに料理には自信があります!」



神前はガッツポーズをしてみせた。




「あぁ、お前の飯はいつも美味いよ。嫁に貰いたいくらいだ。」



ハハッと冗談半分で笑うと神前は何の反応もしない。
ふと顔をあげるとそこには真っ赤な顔を下に向けている神前。



「か、神前…?」


「っっ~~…////
すいませんっ―…
ちょっと飲み物買ってきますっ…////」


ガタンッ



神前は自分の口元を手で覆い隠しながら席を勢いよくたった。



「神前っっ!」


俺も同じくらいの勢いで席を立ち、出て行こうとする神前の腕を掴んだ。


バッ


「神前っ!どうしたんだよっ―…」



神前を無理やり自分の方へ振り向かせた俺は思わず目を見開いた。




「かん、ざき…?」


「…失礼、します…」