「おい神前。」
「はい?」
俺達は病院から家に戻って風呂に入った。
そして今から寝るところなのだが…
「寝れん。」
「知りません。」
「ちょっとは相手しようぜ。上司だぞ俺は。」
俺はソファに座ったままバスタオルを神前に投げた。
「何するんですか…」
「俺の相手をしないお前が悪い。」
「先生はたまにほんっとに我が侭ですよね…」
神前は呆れたように俺を見るが、見なかったことにしよう。
だって寝れんもんは寝れんし、暇なもんは暇なのだ。
「相手しろって…
明日だって朝早いんですよ?」
「大丈夫。
俺もお前も今日の急患で飛んでいったから休みでいーってさ。
後藤さんの容態が悪化したら別だけど。」
神前は固まったまま動かなくなった。
「そう言うことは早めに言ってくださいよ…」
「悪り。忘れてた。」
「先生、
あなたそれでも―…」
「病院の院長ですよ?
れっきとした。」
神前は面倒くさくなったのか俺を素無視し始めた
俺、上司なのに…

