「先生ー…?
座りますよー?」
「うん。」
ぼふっ。
食器を洗い終わった神前は三人掛けソファの端っこに座った。
「わーい。(棒読み)」
俺は座っている神前の膝に頭をおいてソファに寝転んだ。
「な、何でスか?!」
「ん?膝枕ぁー」
「分かってますよ!
何で今―…」
「俺がしたいから。あ、テレビつけてくれ。」
俺はテレビの方へ体を向けた。
「……彼女にして貰えばいいじゃないですか…」
神前のやけに静かな声が聞こえた。
「神前?」
「彼女に…
膝枕してもらえば良いじゃないですか…。」
「はぁ?彼女?なんの話だそりゃあ。」
「だってさっき彼女居るって言ってたじゃないですか!」
さっき…
さっき…?
いつ?
「巻のあれか?」
「それ以外に僕が先生のプライベートな事は聞いたことないです。」
(何でこいつちょっと怒ってんだよ…)
「あんなもん嘘に決まってんだろが!
関係持ってる奴はまだいるけど…」
「そ、そうですか…」
神前は複雑そうな顔を
した。
「神前…?
体調悪いのか…?」
「え、何でですか?
大丈夫ですよ?」
「眉間に皺。
寄ってるから…お前に全然似合ってない。」

