ピピピピピ―…


「んー…。よく寝たぁ…って…夢…?」




俺はソファから身を起こした。



「…そーいや中1ん時
そんな事があった気がする…」


よく考えたらこれが本当に【自分の意志】で医者になりたいって思った瞬間だった…




「あー…名前何だったけなぁあの男の子…」



思い出せない…
つーか人工呼吸とはいえ俺のファーストキスを奪った相手だ。

あの時はまだ、性格はゆがんでたけど誰と関係持つとかなかったし。


中1だったから。←





「んー…仕事!帰ってきたら卵焼きー♪」


俺はスーツに着替えて
コートに腕を通した。








――――……



「水無月先生おはようございます。」


「おはようございます」


「お、おはよっっ…
ござ…ますっっ////」


「おはようございます」



ひとりの女性看護士が顔を赤らめながら挨拶しにきた。