「顔真っ赤だな~♪
可愛い~♪」
「なっ////からかわないでくださいよ!」
佐伯に乗せられている神前を見かねた俺は一歩前へ出た。
「佐伯先生…神前くんも困ってますし…ね?
もう直ぐ小児科の時間ですよ。」
「あっ!マジだ!
また後でな水無月!」
バタバタと足音をたてて去っていった。
(廊下は走っちゃ駄目なんだけどな…)
「…薬やるから院長室
来い。」
ボソッ。
「あ、はい…!」
―…ガチャ。
「…ここに来るの2度めですね。」
「そーだな。
初日しかここへは来てなかったな。」
神前はキョロキョロと辺りを見回す。
時々、目を輝かせながら

