「あ、もぉー大丈夫だからぁ、ありがとー♪」
「そうですか。よかったです―…////」
神前は嬉しそうにニッコリ微笑んだ。
「きゃー!本当可愛い!弟にしたーい!
あんたみたいな可愛げ無い子よりこんな子がよかったぁー////」
「へっ…弟?」
「……そいつ俺の姉貴なんだよ…」
驚いた顔をしている神前に渋々答えた。
「水無月 夏夢生
<ミナヅキ カムイ>でーす♪
名前の由来はぁ、
夏産まれで。夢をもって生きていってほしいからだそうでーす!
因みにアイヌ語で
【神】って意味もあるんだよ♪」
カムイは聞いてもいないことをベラベラと話し出した。
「影親って名前の由来はねー…」
「聞かれてもいないことをベラベラ話すな!」
「いーじゃない!
寂しいのよ!今日は仕事も無いし!」
「俺たちは仕事あるんだよ!」
俺は神前の腕を引っ張った。
「ほら、神前行くぞ!」
「え、カムイさんは…」
「放置!」
「えぇー…」

