「ぼ、僕…小学四年のとき海で溺れて…
いろんなとこに体ぶつけて骨が折れて…泳いで帰れなかったんです…」
「大変だったな。」
「それで…その…
助けてくれたのが―…」
ピンポーン
話の途中で遮るようにインターホンがなった。
「悪い。」
「あ、いえ。
大丈夫ですから…」
インターホンがなったので急いで玄関まで走った
「かげちかぁー
あけなさいよぉー」
「げっ―…
ちっ、帰れ酔っ払い。
お前をあげると家が酒臭くなる!」
外を覗いてみるとベロンベロンに酔った女が立っていた。
「はぁー!?
あんたん家は元からタバコ臭いでしょーがぁ!!
酒もタバコも変わんないわよぉー!!」
「あぁ!?
酒とタバコを一緒にすんなっ!!なめてんのか!!」
俺が言い合いしていると奥から神前が出てきた。
「み、水無月先生…
すごい声が…」
「あぁー!今声した!
あんたまた女連れ込んでんのぉー!?
どうせ2人で×××とか××××××とかしてんでしょおー!!」
「なっ―…/////」
「てめっ―…」
ガチャン!
俺はドアを開けて勢いよくその女を家の中に引きずり込んだ。

