次の日、二人は説明会に行ったのだった。

「結局ここで会うのね。」

駅で、ふたりは会ってしまった。

「だな。」

「ていうか、あんた説明会なんだから寝癖くらいなおしなよ。」

まどかはとおるの頭を見て言った。

「これ直らないんだよ。」

「なおす気がないだけでしょ。」




学校に着いた。

「・・・おお。」

圧倒された。

大きい学校で綺麗な学校だった。

庭はしっかり手入れしてあった。

門では、しっかりした生徒がパンフレットを配っていた。

「どうぞ!」

ハキハキした声だった。

「あ、ありがとうございます。」

そしてその生徒はニコッとした。

ふたりは好印象を受けていた。




「めっちゃいい学校ジャン!」

「頭あれば入りてえなあ。」

ふたりは席にすわった。

各クラスで行われた説明会。

今日は学校説明を受けて学校案内がある。

みんな親と来ていた。

「なんかすごいわね。」

クラスの掲示物は破れているものなどなかった。

「まじめな学校なんだろうな。」

すると、先生が入ってきて、説明会が始まった。