恋愛電話



はぁ、帰りますか。


作った紙吹雪をまとめて持っていたビニール袋に入れると口を縛る。


よし、完璧。

机の横に掛けていたスクールバックを手に持つと、ドアの方に足を進めた。




「~♪~♪♪」

教室を出ようとしたとき、聞き覚えのある曲が響きわたった。

たしか、前やってたドラマの主題歌だった気がする。


「え?なに....」

しばらくすると、それは止んで

またしばらくすると、


「~♪~♪♪」

....んーと....


「携帯の着信音?」