恋愛電話


「ふぅ。....しょーがない」

一人でやるか。


なんとなく呟いた独り言は、よけいに自分を寂しくさせた。



ビリ....

なんとかならないのかね....


ビリッビリビリ....

私の性格も、斎藤くんのいい加減さも。



やっと最後の一枚。

....ビリッ

「あぁー。やっと終わったー」


窓を見ると、オレンジ色した夕焼けが私を見つめていた。

....5時半かぁ。