「慣れてないの?」

私は頷く。


「へぇー…緊張解いてあげるよ」

「へ?」


唇を指で触られた。


「や…やめて下さい」

「…」

「か…かみますよ…?」

「まじか」


私は頷いた。



「わかったよ…やめる」


ほっとした。


「あ…あからさまに安心したでしょ?」

「え!?そんなことないです!」