保健室にいってました、とか言えばよかったのに、私は‥‥
「はぁ‥‥」
授業は30分も遅刻
残り20分は先生に怒られ続けた
規律に背き、制服姿で全力疾走
教室の扉を勢いよく開けてしまい、こっぴどく叱られたわけで‥‥
「真里奈さん、大丈夫?」
「うん、平気だよ。ありがとう‥‥真優さん‥」
唯一、私が友達だと思ってる相手、高城 真優(たかしろ まゆ)
ホテル、レストランのどちらも一流の高城グループの令嬢
こんな私にも、話しかけてくれる。
この学年唯一の"庶民"に。
これが私の悩み。
"庶民"という生き物が、1学年には‥‥私しかいないこと。


