え、でも。 「俺達双子だから。」 あたしは2年で後輩君は1年。 だからおかしいと思ったんだけど、双子だったのかぁ。 「なんか、勘違いをさせてしまったみたいでスミマセン。」 彼女はぺこりと頭を下げた。 「い、いえいえ。こっちこそ。」 あたしは、抱きしめられたまま必死に両手を振った。 「じゃあ、誤解も解けたみたいだし、じゃあねお兄ちゃん。先輩。」