折角、和くんと会えたのに…。


新しい悩みが増えるなんて…。


それにしても、教師1年目でもう3年生の副担任って…有り得るの?


いや、実際に和くんがそうなんだけど…。


そんなに優秀だったの?


和くんが頭が良くて、優秀なのは知ってたけど…、

3年生の副担になれるくらいだったなんて…。


でも、普通はベテランの先生のはずなのに…、

いくら優秀でも普通じゃないような気が…。


これが、せめて他の学年だったらまだよかったのに…。


はぁ――――……。



大きく溜め息を吐き、新たな悩みを抱え、不安が募っていく舞凛。



これが私たちの新たな波乱万丈な生活の幕開けだったのでした…――――。