「うん…。約束、だよ?」


「あぁ」


そう言うと、ギュッと抱き締めてくれた。


優しい和くんの香りに包まれて、私は少しホッとしたんだ。


「和くん、大好き…」


「俺も大好きだよ」




そんな幸せいっぱいな私たちだった。


だけど、次の日からとんでもないことが私たち…ううん、

私を待ち受けているとは知らずにいた。



そう、新学期早々大変な出来事が待ち受けていたのだ…。