「……何?そんな目で見ないでよ。私だって殺したくて殺したワケじゃないんだから。そもそもこの子がせっかく助けてあげたのに、私を裏切ってカードを奪った挙句に、殺そうとしてきたのよ?」
そう言って女は深い溜息を吐くと、そっと左腕に手を触れた。
そこには白い包帯が巻かれていて、微かにそれが赤く染まっている。
「女の子一人で生きて行くのは大変だと思って手を貸してあげたんだけど、実は私のカード狙いみたいで突然撃たれたの。しかも私のカード持って逃げちゃうし……もう大変だったんだから」
「カードは取り戻せたんだろ?だったらもうここに用事は無いんじゃないのか?」
はぁっと深いため息を吐く女に、そう言って首を傾げて見せる。
……正直、あんなに武装している女を相手にしたくない。
第一印象からしてロクな女じゃないだろう。
そんな勝手な事を考えながら女を見つめると、女はジッと窺う様に俺と藤谷を見つめた。



