「……それって……」

「おお!?頭の回転が速くて助かるなぁ~!!そう!今、お前が使ったカード。3とKのプレイヤーはすでに死んでたけど、5と8のプレイヤーは、まだ……生きてたんだぜ?」

コウモリの告げたその残酷な真実に、視界がグラグラと揺らいだ。

立っている事が出来ず、フラフラと地面に崩れる様に座り込む。

「まぁ、スペードの5と8も今、死んだけどな。そう……お前が殺した。カードを消費する事で……お前が奴等を殺したんだよ!!ケケケッ!!」

そう言ってコウモリはケラケラと甲高い声で笑う。

「……そんな……だって俺は……」

「かぁ~!!これだから甘ちゃんは!!お前はそこの男に上手い事使われちまったんだよ!!お前に大事な事は何にも教えず、何も知らないお前に人を殺させた。ちょ~ひでェ!!マジでお前、不憫な奴だよなぁ~!!」

まるで嘲笑う様なコウモリの言葉を聞きながら、強く頭を抱えた。

……嘘だ。嘘だ!嘘だ!!