「別に何でも構わない。死ぬ前に一つ、聞きたい事があるだけだ」
「お~っと残念!テメェの質問には答えてやれねェなぁ~?」
鋭い視線を送る男に、コウモリは馬鹿にしたようにケラケラと笑ってそう答える。
「コイツに俺の質問に答える様に言ってくれ。使い魔は契約者の言葉だけは聞く」
「……う、うん」
男の言葉に小さく頷くと、ゴクリと息を呑んでコウモリを見つめる。
「えっと……さ、斎藤だっけ?この人の質問に答えてよ」
「はぁあああああ!?俺様が!?こんなザコの!?話を!?聞けって!?お前、マジで言ってんの!?」
俺の言葉にコウモリは心底驚いた様に非難の声を漏らす。
「所詮は脇役A止まりのゴミの話を聞いてやれって!?俺様にだって、プライドってもんがあんですよ?」
コウモリはそう言って不満そうに羽を竦めて見せる。
……く、クソウゼェ!!
そう心の中で呟くと、引き攣った笑みを浮かべてコウモリを見つめる。



