『【ひねくれバットの斎藤(さいとう)】が当たりました。おめでとうございます』
その機械のアナウンスと共に、液晶に映ったイラストがモコモコと動き出す。
そして次の瞬間、ポンと白い煙と共に、一羽のコウモリが姿を現した。
黒い翼に鋭い牙と爪、その体は黒いふわふわの毛で覆われているのに、腹だけは毛が無く、白い肌に青い血管が浮き出ていて……気持ち悪い。
「ケケケッ!俺様を引き当てるとは強運だねぇ~?もしかして伝説の勇者様の御出ましですかぁ~?」
コウモリはまるで当たり前の様に言葉を放つと、小馬鹿にした様にムカつく笑みを浮かべて見せた。
「俺様はゲームの有益な情報提供が売りのコウモリ……斎藤だ!せいぜい俺様に感謝しながら生き残ってくれよなぁ~?」
斎藤と名乗ったコウモリはそう言って下卑た笑みを浮かべて、ケケケッと笑った。
その話し方や笑い声は何となく人の神経を逆なでする様に聞こえ、露骨に眉を顰めて見せる。



