「……いってぇな!!何すんだよ!?」 顔面にクリーンヒットした重たいリュックを抱き抱えたまま、非難の視線を男に送る。 「……重い」 男はそれだけ言うと、ワザとらしく肩を竦めて見せた。 「重いから俺に持てって!?ふざけんな!なんで俺が……」 「水と食料、それからさっきのナイフが入ってる。俺はもう使わない。お前にやる」 「……は?」 男の簡潔な説明に、リュックを抱えたまま茫然と男を見つめる。