「無駄だよ。この世界では誰も僕に触れられない。誰も僕を傷付けられない」 そう言って少年は困った様に肩を竦めて、それからニヤリと不快な笑みを浮かべて見せた。 そのままフラフラと後ずさり力無く床に膝をつくと、俺の手から銃が零れ落ち、それはフローリングの床を虚しく転がる。 そんな俺の姿を二人は何も言わないまま、静かに見つめていた。