「お悩み相談室っていうのは《本来知り得ない情報》を提供した上で、僕が相談に乗ってあげるサービスなんだ。だからストレートを揃えた君にも教えてあげないとね。たとえそれが……君が望まない《真実》だったとしても」

そう言って少年はケラケラと可笑しそうに笑いながら、真っ直ぐに俺を見つめる。

その瞳はどこまでも深い闇に塗れ、そしてこの世の悪しき感情を全て混ぜ合わせた様な……そんな禍々しさを纏っている様に見えた。