「動くな」 その冷たい男の声が耳に届き、ドクンと心臓が大きく鼓動を打つ。 ……俺は何度、同じ目に遭えば済むのだろうか。 そんな考えが頭に浮かび、冷や汗と共に自嘲気味に笑みを浮かべる。 それから恐る恐る後ろを振り返れば、俺達へと向けて銃を構えた、一人の男の姿が見えた。