「もしも《ハートの10》が手に入ったら、お前にやるよ。その代わり、俺達のカード集めに協力してもらう。お互いカードの種類があった方が得だし、一人だと寝る事もなかなか難しいんじゃないか?……って事で、どうですか?」 その藤谷の問いに彼女は少し考える様に俯くと、それから俺と藤谷を窺う様に見つめた。 「……いいわ。その条件で手を組んでも」 とても真剣な顔をして彼女はそう言うと、それから小さく首を傾げて見せる。