身を屈め息を殺していると、生い茂った草の陰から一人の女が姿を現す。 黒い髪と短いスカートを靡かせ、微かに呼吸を荒げる女。 その体には数え切れない武器が纏われ、その女は鋭い瞳をしたままキョロキョロと辺りの様子を窺っていた。 その女を……俺は知っていた。