「……森?」 そう小さく呟いて当たりを見渡すと、鬱蒼と茂った木々が見える。 ……いや、それしか見えない。 朝っぱらだというのに仄暗い闇に覆われたその森は深く、その果ては見えない。 何処からか不気味な鳴き声が響き、それは何となく人の心を不安にさせる様な気がした。 「……お、ココからだったらゲームテーブルが結構近いぜ?行ってみる?」 その藤谷の問いに頷いて答えると、そのまま二人で薄暗い森の中を進んで行った。