「……撃て!!」 その叫びと共に藤谷と、砂を巻き上げる様な粉塵がこちらに向かって来る。 「……くそぉおおお!!僕は死なないんだぁああああああ!!」 その男の叫びにハッと視線を戻した直後、男は地面に転がっている銃を左手で拾うと、それを俺に向かって構えた。 「迷うな!!撃て!!」 その藤谷の言葉に、ギュッと強く銃を握り締める。 ……撃たなければ殺される。 そう自分に言い聞かせる様に心の中で呟くと、強く唇を噛み締めた。