「……僕は死なない。死なない。死なない。死にたくない。死なない。死にたくない。僕は……僕は」
そこまで言って男は突然、ハッと顔を上げる。
そして茫然と立ち尽くす俺を真っ直ぐに見つめると、それからニタリと歪んだ笑みを浮かべて見せた。
「ア、アンタも……僕を殺すの?僕は……まだ死にたくない。死なない。死にたくない。死なないんだ」
そう言って眼鏡の男は、俺に向かってその手にしたモノを真っ直ぐに向けた。
それは最悪な事に拳銃で、その銃口は真っ直ぐに俺を狙っている。
「死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない」
そう男は繰り返しながら、カタカタと震える銃口を俺に向けている。



