それは……銃だった。 それこそ戦争映画で見た事のある様な……銃。 ……引き金を引けば、弾が出るのだろうか。 そんな事を考えながら、暫く呆然とその銃を見つめる。 ……ついに……こんな時がやって来てしまった。 そう心の中で小さく呟き、自嘲気味に笑うと、そっと……左手の薬指に嵌められた《指輪》に触れた。