「……どうしてジョーカーは佐伯君を探しているの?」 霧島さんは怯えた様に瞳を揺らしながら、須藤さんに問い掛ける。 「それを僕も知りたかったんだけどね。でも、颯太君は何も知らないみたいだ。それならこの話はジョーカー本人に聞いてみないと分からないね」 そう言って須藤さんが困った様に笑った……その時だった。 パンッと乾いた音が無人の街に響き渡る。 ……銃声? そう漠然と思ったその瞬間、須藤さんは素早く立ち上がり、床に置かれたままだったゴツイ銃を手にする。