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マネージャー2日目の朝は気が重いまま目覚めた。


携帯にセットした目覚ましよりも一時間も早く起きた私。


ゆっくり着替えても時間が余った私は、仕方なくキッチンに向かった。


何か手頃な食材が冷蔵庫に入ってるかな‥。


卵、牛乳、食パン、バター‥。


とりあえず慶太の好きな朝食は用意できそう。


近いうちに買い物に行かないとなぁ‥。


料理はどちらかというと好きな方だし、”共働きの親“と“食べ盛りの弟”を持つ私は、必然的にキッチンに立っていた。


しかもケイのお母さんが料理上手で、私はよくケイのお母さんに料理を教えてもらっていた。


だから、私もケイも”おふくろの味“はほとんど同じなのだ。