HAPPINESS!~幼なじみはアイドル~

「今日はファンの子は見かけなかったけどなぁ。」


ケイが窓を開けて辺りを見回した。


「今日はドラマの撮影が予定より早く終わったから、みんなまだそっちにいるんじゃない?」


携帯で話しながら、ケイがOKサインを出した。


私は手早く窓を開けて、外から見えないように部屋の奥に移動した。


「そんなに警戒しなくても。」


ケイが笑いながら、窓から部屋に入ってきた。