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収録がこれから始まるスタジオに須藤さんの後ろについて入る。


いろんな方々と挨拶しながらプロデューサーのところへ。


「青木 慶太の専属マネージャーの相原です。私がいないときは相原に伝言お願いします。」


須藤さんが私の紹介をして、私は名刺を渡す。


「相原さん‥ね。随分若いんだね。もしかして‥慶太くんの彼女とか?」


プロデューサーが私を上から下まで見て、からかうように言った。


うぅ‥何か感じ悪いな‥。


「渋谷さん、俺のマネージャーをイジメないでよ。」


私が何と答えたらイイのか迷っていると、ケイが後ろから歩いてきた。


「雇った初日で辞められると困るんだけど。」


ケイが笑いながら続けて言った。