HAPPINESS!~幼なじみはアイドル~

披露宴が始まるまでの間、ケイから離れて準備を手伝おうと思っていたのに、気付くと中学・高校の同級生に囲まれていた。


「おい、慶太!おまえ、やっと春奈ちゃんと付き合ったんだって?」


「あの週刊誌が騒いでた“幼なじみのマネージャー”って春奈のことでしょ?」


みんなからの質問攻めにあって苦笑いをしていると、ケイがみんなに向かって言った。


「今日は悠哉と菜摘の結婚式なんだから、その話題はやめようぜ?俺はハルと付き合ってるし、別れるつもりもない。そのうち正式に発表するからさ。ワイドショーのインタビューみたいなのは勘弁してくれよ。」


「正式にって‥おまえ、【happiness 】脱退とか芸能界引退とか考えているのか?」


同級生の言葉にドキッとしてケイを見ると‥まわりのみんなも静かになってケイを見ていた。


【happiness 】脱退、芸能界引退‥重い言葉が私の胸に押し掛かる。


「な、おまえら何静まってるんだよ!それはこれから考える!それよりさ、せっかくみんな揃ったんだから、披露宴盛り上げようぜ?俺、クラッカー持ってきたんだ。」


ケイの持ち前の明るさにみんなも乗ってきて、さっきの静けさが嘘のように盛り上がってきた。


‥ケイって、やっぱりすごいな。