HAPPINESS!~幼なじみはアイドル~

「理沙ちゃん‥ありがとう‥。」


私は思わず涙ぐみながら、ケイのお姉ちゃんの理沙ちゃんにお礼を言った。


「あの子、慶太とスキャンダルされて名前が売れたのはいいけど。慶太にひどいフラれ方されたらしくて、逆恨みしてるのよ。」


「だから何言われても気にしちゃダメよ?」と言って、理沙ちゃんは私の肩に軽く手を置いた。


ちょうど仕事が終った理沙ちゃんに誘われて、私達は近くのカフェでお茶することになった。


「‥ここ、理沙ちゃんだってバレない?」


私は周りを気にしながら小さな声で言った。


「大丈夫、私服は仕事の時みたいにギラギラした服じゃないし。メイクもほら、ナチュラルだし。」


‥確かにモデルのRISAの”小悪魔オーラ“はあまり感じないけど‥。


どちらかというと、“清楚なお姉さん”だ。


「女の子って楽よ、仕事とプライベートのスイッチをすぐ切り替えることができるんだから。」


理沙ちゃんはニコッと笑って言った。


「‥その点、慶太は大変だと思うけど。」


そう言って、理沙ちゃんは小さくため息をついた。