HAPPINESS!~幼なじみはアイドル~

「今日は随分と不機嫌だな。不採用がそんなにショックだったのか?」


‥グサっ。


私の胸に言葉の矢が刺さる。


「‥なんで不採用だってわかったの?」


私は少し涙目になりながら、恨めしそうにケイを見た。


就活はそんなに大変じゃないと思っていた。


なぜなら私は必ずと言っていい程、どの企業でも最終面接までは通る。


「結構すんなり決まるんじゃない!?」と思ったのも束の間‥。


無惨にも“不採用”の嵐で、今に至る。