あたし達はしばらくこのままでいた。 恥ずかしいから早く離して欲しいんだけど… そう思っていると、漣はあたしを離してくれた。 よかったぁ。 なんて思ったのが間違いだった。 漣はあたしの顔を真っ直ぐ見つめて、 「ねぇ、キスしていい?」