あたしとS彼。




つるっ。



「わっ!」

あたしの体が宙に浮く。




「いったァ…くない?…」




あれ?床に尻もちついたはずなんだけど。




「大丈夫か?」






気がつくとあたしは漣に抱きかかえられていた。


かァ…///




ドキドキ…




今の状況が読めないあたしの頭の中で言葉が繰り返される。



“恋だよ!”