「これ!蓮!!姫様になんと言う口のきき方だ!お詫び申し上げなさい!」
慌てて入ってきたのは蓮の父、楊(ヨウ)だ。
騎士としての自覚があまりない、蓮をいつも怒り回っている。
それをうっとおしく思う蓮は反抗的な態度で楊をにらんでいた。
こんな態度をとれるのは清公一族が都央の騎士の最高権力を持ち、都央一族に深く信頼されていたからだった。
小さなことでは皇帝も笑ってお許しになる。
そして優秀で、真凛の側近騎士と言ううことで都央は蓮をひいきなさっていたから。
それだから蓮はまた調子に乗るのだけど。
「いいのですよ、楊。私が良いと言うのだから、いいのです。」
黙って二人のやり取りを見ていた、真凛は立ち上がり笑顔で楊に言う。
「しかし!姫様!」

