たった1日の彼女《短》

「夏菜・・・」






あたしを呼ぶ声が
どんどん小さく

息も浅くなってきた。






「何???」





「俺は夏樹と一緒に
 お前を見守ってる。
 遠い空の向こうで・・・」





「ヤ・・・ヤダよ
 そんな・・・ン・・・」






翔平は力なく
あたしにキスをした。