「レイラって可哀相な人間だね。」






「どこがよ!?」





「誰だって、間違いはするよ?人間だもん。

それを、いつまでも許してあげられないレイラは可哀相。

一生、日本人を怨んで生きてくつもり?」





「あんたなんかに私の気持ちがわかる訳ない!」





「うん。わかんないよ。でも、あたしはレイラの味方だから!

新のことが好きなら、真正面から正々堂々とぶつかってきなよ!

今のままじゃ、新の体は手に入っても・・・心までは手に入らない!」






「・・・・・・鳴海さんは、優しいね。

これからは、正々堂々と新くんの手に入れてみせるよ!

良かったら・・・友達になってくれるかな?」






「・・・・・・友達はイヤ!」






「え?」