あたしは、驚きで体が固まって

しまった。



なつかしい声。


ずっと…

待ち続けていた声。



振り返ると

やっぱり、あなたがいた。




「……………隼人?」



「おう!久しぶりだな!楓宇!」



「ほんとに………隼人なの?」



「おう!ってか、さっきのさよならって何な…ん………」



あたしはその時、隼人に抱きついてしまっていた。



「おいっ!いきなり何すんだよ!」



「……………。」



「楓宇?」



「…会いたかった。」

「ずっと、会いたかったよ!隼人!」



「俺も…楓宇にずっと、会いたかった!」

「やっと、会えたな!」