「ちがうよ、隼人!新は関係ないの。あたしが勝手に泣いただけだから!」



「そうだったのか!?ごめんな、相原。」



「別に分かってくれたらいんだけどさ。お前と楓宇ってどーいう関係なわけ?名前で呼んでるし、お互い。」



「幼なじみなんだよ、俺ら。でも、みんなが、俺らが幼なじみって知ったら楓宇に迷惑がかかるだろ?だから、秘密にしといてくれ。」



「ちょっと、隼人!言っちゃって良かったの?」



「大丈夫だって!同じやつを好きになったからわかる。」



「わかった。秘密にしてやる。」



「な?言った通りだろ!?」



「そのかわり!お前に聞きたい事がある。お前と楓宇は付き合ってないんだよな?」



「それを答えたら…俺たちの事、秘密にしてくれるか?」



「…答えによる。でも、答えなかったらばらす。」