「じゃあ、楓宇は隼人が好きってことだよ。好い加減認めなよ?」 レイラはそう言い残して、屋上から出て行った。 あたしは、隼人が好き? そう…なのかな? 「楓宇っち…どっちの方が好きか。ちゃんと考えなくちゃダメだよ?」 柚華も屋上から出て行った… でも、今は1人になって考えたかったから、 ちょうどよかった。 あたしは、一番高いとこに上がって座った。 すると、屋上のドアが開いた。 あたしは咄嗟に身を隠した。