バンッ!! レイラが机を叩いた。 それはかなり大きな音で、クラス全員の視線を こっちに向けてしまうほどだった。 「“住む世界が違う”って何!?意味わかんない!」 そう言ってレイラは、教室から出て行った。 「楓宇っち!追いかけるよ!」 そしてあたしも、柚華に引っ張られながら レイラのあとを追う。 ついたのは、 屋上。